【115人に聞いた】Webライターをやめたい!理由と対処法を徹底解説

Webライターをやめたい

  • Webライターを始めてみたけど、もうやめたいな…。
  • やめたいなんて思ってるのは、自分だけなのかな…?
  • やめたいと思ってるけどまだ頑張りたい。やめずにすむ方法を教えて!


初期投資が必要なく、気軽に始められるWebライター。


実際に始めてみたけれど、やめてしまいたいと思う人もいるようです。

にしお

私も、一度挫折してWebライターの活動をやめていたことがあります。


今回は、Webライターをやめたいと思う理由や、Webライターをやめたいと思ったときの対処法を解説します。


この記事を読めば、Webライターとして今後どのように活動すればいいかのヒントを得られますよ。

全体の44%がWebライターをやめたいと思ったことがある


Webライターをやめたい、と思ったことがある人は、どのくらいいるのでしょうか。


Webライターとしての活動経験がある115人にアンケートをとったところ、全体の44%にあたる51人から「やめたいと思ったことがある」との回答を得られました。

調査方法:クラウドワークス(実際のページはこちら)、アンケートツール「Freeasy」でアンケートを実施
調査期間:2023年6月24日~2023年6月30日


「やめたいと思ったことはない」の方が多い結果となりましたが、圧倒的に差があるわけではありません。

にしお

あなたがWebライターをやめたいと思っても、決しておかしなことではないので安心してくださいね。


Webライターをやめたいと思う理由


Webライターをやめたいと思う主な理由は、以下の4つです。

  • 思ったより稼げない
  • 生計を立てられない
  • 文章を書くのがつらくなる
  • クライアントとの相性が悪い

それぞれについて、より具体的に説明します。

思ったより稼げない


初心者Webライターには、思ったより稼げない問題が立ちはだかります。


Webライターが稼げない理由は、以下のとおりです。

ライバルが多く受注できない


Webライターの仕事は、日本語の読み書きができれば誰でもできます。


参入ハードルが低いためライバルが多く、案件に応募してもなかなか受注できません。


たとえば、クラウドワークスで以下のような案件がありました。

引用元:クラウドワークス


文字単価1円の初心者向けですが、応募者が多く競争率が高い案件です。


初心者Webライターには実績がなく、自分を採用するメリットを伝えられないので、受注につながりません。

単価の安い仕事しかできない


応募者が多くて受注できないのであれば、競争率の低い案件を探すしかありません。


文字単価1円以下であればライバルは減るため、仕事をとりやすくなります。


しかし、文字単価が低いと受け取れる報酬も減ります。

例:文字単価0.5円の場合

3,000文字×0.5円=1,500円


3,000文字書くために情報収集やライティングをおこなっても、受け取れる金額が半分では割に合いません。


特にクラウドワークスなどのサイトを利用していると、手数料が報酬から差し引かれます。


たとえば、クラウドワークスのシステム手数料は最大20%です。

①文字数×文字単価で報酬が決まる
3000文字×0.5円=1,500円


②報酬からシステム手数料が決まる
1,500円×0.2=300円


③報酬からシステム手数料が差し引かれる
1,500円ー300円=1,200円


※表示価格はすべて税抜きです。

上記の例では、実際に受け取れる金額が1,200円と半分以下になっています。


働いたぶんの報酬を得られないので、稼げない感覚が強まります。


単価や報酬についてのコメントは、アンケートでも多くみられました。

1文字の単価が低く、かつ文字数が多い時に不毛さを感じたため。

どれだけ継続しても単価が上がらず、外のバイトと掛け持ちしながらでないと生活できなかった時期はやめたいと思いました。

報酬が安すぎて割りに合わないと感じたのでやめたいと思いました。


時間や労力のかかる作業が多い


Webライターの仕事は、リサーチや執筆だけではありません。


Webライターには、記事作成だけでなく以下の作業が生じます。

Webライターがこなす作業の例
  • 案件を探して応募文を考える
  • マニュアルを確認する
  • 方向性をすり合わせる
  • 誤字脱字などをチェックする
  • 記事に使う画像を探す
  • 修正指示に対応する

上記の作業は、お金にならないことがほとんどです。

にしお

私の場合、慣れないうちは時給100円以下で働いていたこともありました…。


クライアントと直接契約していると、請求書の発行や確定申告などの事務作業も生じます。


Webライターが1つの記事を書くためには、入念にリサーチしたり、適切な文章表現を考えたりなど、多くの時間が必要です。


そのうえ記事作成以外の作業までこなすと、費やした時間や労力に見合った報酬を得られず、やめたくなるのも納得できます。


アンケートの中には、作業時間に関するコメントもありました。

Webライターを辞めたいと考えた理由は、時間がかかるわりには単価が安いからです。私の場合だと大体時給400円程度で仕事をしています。外で働けば時給1000円くらいになるので、そのようなことを考えた時に辞めたくなってしまいます。

基本的に、単価が安いからです。文字数に応じて金額が定められていますが、実際にはライティングだけでなく、いろいろ考える時間などを含めると、時給がとても低いです。


生計を立てられない


続いては、Webライターとして働いても、生計を立てられないという理由について説明します。


Webライターは、生計を立てられるくらい長く続けるのが難しい働き方です。


長く続けられない原因としては、以下の2点が挙げられます。

常に作業し続けないといけない


クライアントから依頼を受けて記事を書くことが、Webライターの主な仕事内容です。


自分が書いた記事によってメディアのアクセス数が増えたり、収益が発生したりしても、ライターに還元されることはほとんどありません。


作業の手を止めると報酬も得られないので、常に記事を書き続ける必要があります。


休んだら生活できなくなる、という不安を抱えながら働くのが大変なことは、容易に想像できます。

にしお

また作業し続けないといけない理由として、著作権などの問題があります。


書いた記事の著作権はクライアントにわたるため、自分の記事として公開できません。


著作権の問題以外にも、同じ記事を使い回すとGoogleの評価が下がり、検索順位に影響が出る
可能性があります。


そのため、クライアントから毎回新しい記事を求められます。


人によっては、常にオリジナルな記事を書かないといけないことに対し、大きなストレスを感じるかもしれません。

納期に追われて忙しい


Webライターの収入は納品記事数で決まるため、大きく稼ぐためには数をこなすしかありません。


しかし、稼ぐことを重視した結果、納期に追われてスケジュールを管理しきれない可能性があります。


趣味を楽しんだり、休息をとったりせず、ずっと働かないといけない場合もあるでしょう。


家族や友人と過ごす時間をけずってしまい、人間関係に悪影響をおよぼすおそれもあります。

にしお

収入は増えるかもしれませんが、肉体的にも精神的にもつらい働き方であることは間違いありません。


納期に関しては、以下のようなコメントがありました。

依頼を断るのが下手で、依頼がまとまってきて納期が厳しい仕事が複数溜まってしまう状況が続いたとき。

納期に追われて睡眠時間が減ってしまうことがあったから


文章を書くのがつらくなる


文章を書くこと自体に苦痛を感じ、Webライターの仕事をやめたくなることがあります。


文章を書くことがつらくなるのには、以下の原因が考えられます。

執筆ジャンルに興味がない


実績がなかったり、得意分野の案件がなかったりすると、興味のないジャンルの仕事しか引き受けられないことがあります。


興味がなければ知識も身についていないため、情報収集のためのリサーチは必須です。


しかし、読者の悩みに寄り添えなかったり、情報を理解するのに時間がかかったりなど、興味がないとリサーチが思うように進みません。


十分なリサーチがなければ、記事のクオリティも下がります。


クライアントからの評価も得られず、やりがいも感じられません。


特に、興味のあるジャンルについて書くことが好きな人にとっては、やめたいと思うほど苦しくなるでしょう。


以下のように、興味がなくてつらかったという意見もありました。

依頼があった作業にそこまで興味を持てず、くだらない恋愛関係のネタで「これは自分でなくてもいいだろう…」というような腐った気持ちで書くことが多くなったから。

詳しくない分野を書こうとすると、どこまで調べたらよいのか見当が付かなかった。手ごたえがなくても締め切りまでに書かざるを得ず、やりがいを感じられなくなった。

受注でwebライターをしていた時に、あまり興味がない話題を振られて、文字数を書くことが辛かった時にやめたいと思いました。


情報量の薄い記事を書いてしまうことがある


Webライターが書く記事の文字数はあらかじめ固定されていることが大半で、決められた文字数×文字単価で報酬が定まります。


情報量を増やして、決められた文字数を上回ったとしても、報酬が増えることはありません。


複数の案件を引き受けて忙しいときは、質より量を優先することも必要です。


十分にリサーチせず、情報量の薄い記事に仕上げてしまうこともあるでしょう。


それでも受け取れる報酬は変わらないため、人によってはむなしさを感じることがあります。


特に、有益な情報を伝えて読者の役に立ちたい、と考えている人にとってはつらく、やめたいと思うのも無理はありません。


以下のコメントのように、やりがいを感じられないという人もいるようです。

やりがいを感じられるほどの質の記事を任されていないのが現状で、お金のためと割り切ってやっているところはありますが、自分でも薄いと思うような記事を延々と書き続ける日々に疲れを感じることがあります。
もう少しやりがいがあったり、割の良い仕事があるのではないかとよく考えます。”


クライアントとの相性が悪い


相性の悪いクライアントと出会ってしまうのも、Webライターをやめたくなる原因の1つです。


たとえば以下のようなクライアントとは、仕事をやりづらいでしょう。

仕事をやりづらいクライアントの例
  • こちらの都合を考えず連絡してくる
  • 言うことがころころ変わる
  • フィードバックが多すぎる
  • 返信や確認作業が遅い


ほかにも、音信不通や報酬の未払いなど、悪質なクライアントに遭遇するおそれもあります。


クライアントとやりとりしなければ、仕事を進めることはできません。


仕事の進め方が合わないクライアントと関わるとストレスがたまり、Webライターの仕事をやめたくなる人が出てきます。


クライアントの対応によってやめたいと思ったことがある、というコメントも多くみられました。

クライアントさんにメッセージで褒めちぎられても評価は満点でなかったり、契約後に根拠がネット上で確認できないとダメと言われ、数百円の仕事に2ヶ月かかって根拠を拾って提出した時にやめたいと思いました。

依然、個人でwebライターの仕事を請け負ったのですが、契約書を交わさないで仕事をしたら、記事が出来上がってからクライアントがお金を払わず音信不通になり、時間と労力を無駄にし、正直辞めたくなりました。

レギュレーションがどんどん変更していき、単価に見合わなくなったことがありました。
そこでクライアント側に単価交渉をしてみたところ、激怒して数日間ずっと呪いのようなチャットが届きびっくり。
あまりのストレスでやめたいと思ったことがあります。”


Webライターに向いていない人の特徴


以下の特徴がある人は、Webライターに向いていない可能性があるため、やめたいと思うことが多くなります。

  • 文章の読み書きに慣れていない
  • マイペースに働きたい
  • 学習意欲や好奇心がない
  • 自分のやり方で文章を書きたい
  • 細かいことが気にならない

自分にあてはまる点がないか、確認してみてください。

文章の読み書きに慣れていない


Webライターは、文章を書く対価として報酬を得ます。


文字単価1円の案件を受けられると仮定した場合、月収15万円を稼ぐには、1日あたり5,000文字の執筆が必要です。


月収5万円でも1日あたり2,000文字が必要で、文章を書く習慣がない人にとっては大変な仕事といえます。

にしお

さらに、Webライターには「書く」だけでなく「読む」作業が求められます。


情報量が厚く良質な記事を書くためには、ネット上の情報や専門書を読むなど、徹底的なリサーチが欠かせません。


普段から文章に触れる機会がないと、精神的につらくモチベーションも続かないでしょう。

マイペースに働きたい


やめたくなる理由でも納期について触れていますが、Webライターにとって納期は絶対です。


納期に遅れるとクライアントとの約束を破ることになるので、信頼を失います。


取引先が複数ある場合は、納期に間に合うようスケジュールを管理することが大切です。


クライアントの都合で、急な納期変更に対応しなければならないこともあります。


納期にしばられず、自分の好きなように働きたい人に、Webライターは向いていません。

学習意欲や好奇心がない


Webライターには、常に学び続ける姿勢が求められます。


特定のジャンルに対する深い知識がないと、クライアントや記事の読み手の役に立てないからです。


たとえばSEOについて詳しくなければ、記事を読んでもらう機会を増やせず、クライアントに貢献できません。

SEOとは、検索結果に記事を表示させるための対策を指します。


読者に対しては、幅広いニーズに答えられず、満足度の高い記事を書けません。


まちがっていたり、古かったりする情報を伝えると、読者に損させてしまう可能性もあります。


好奇心をもって学び続けなければ、知識は増えません。


得意分野のないWebライターは価値が低く、収入が上がらないため、仕事を続けることが難しくなるでしょう。

自分のやり方で文章を書きたい


自分の好きなように文章を書きたい人にも、Webライターは向いていません。


クライアントが作ったマニュアルによって、記事の書き方が細かく決められているからです。

記事の書き方の例
  • 「ですます調」で統一
  • 1文は50~60文字で区切る
  • 導入文は150~300文字書く


構成や本文の内容がイメージどおりではなく、修正しなければならないこともあります。


クライアントが求めるのは、マニュアルに沿ってイメージどおりの記事を書けるWebライターです。


自分がいいと思った文章を書きたい人は、Webライターの仕事を苦痛に感じるでしょう。

細かいことが気にならない


Webライターが記事を書く際には、完成した文章にミスがないか確認することも大切です。


誤字脱字のある記事は信頼性に欠けるため、読み返してチェックするよう指示されることが多々あります。


慎重に目をとおす必要があり、人によってはとても神経を使います。


細かいことを気にしない大ざっぱな性格の人には、大変つらいでしょう。

Webライターを続けるメリット


先述のアンケートで、Webライターをやめたいと思ったことがある51人のうち、78%にあたる40人がWebライターを続けていることがわかっています。


やめたいと思ったにもかかわらず続けているのは、以下のメリットがあるからだと考えられます。

  • 納期を守れば自由に働ける
  • 嫌な人間関係を続けずにすむ
  • 個人で稼ぐためのスキルが手に入る

Webライターのメリットを、再確認してみましょう。

納期を守れば自由に働ける


Webライターにとって納期は絶対ですが、納期さえ守れば、働く場所や時間を自由に選べます


朝早くに起きて満員電車に乗る必要はなく、午後から仕事を始めても問題ありません。


本業が忙しかったり、お子さんの世話で時間がとれなかったりしても、自分のペースで働けます。

にしお

ライフスタイルに合わせて柔軟に働けるのは、大きなメリットです!


嫌な人間関係を続けずにすむ


合わないクライアントと仕事をするのはストレスがたまりますが、嫌な人間関係が一生続くわけではありません。


契約を終えてしまえば、仕事上の付き合いもなくなるからです。


たとえば会社勤めだと、嫌いな上司や同僚と毎日顔を合わせることになりますよね。


嫌な人間関係を終えるためには、相手が辞めるのを待つか、自分が辞めるしかありません。

にしお

環境を大きく変える必要があり、実行するのは難しいですよね…。


Webライターであれば、自分から契約を終えたいことを伝えるだけなので、手間がかかりません。

個人で稼ぐためのスキルが手に入る


Webライターの仕事をしていると、以下のスキルが身につきます。

Webライターの仕事で身につくスキルの例
  • 文章力
  • SEOライティング
  • 営業力


いずれのスキルも、市場価値を高めるのに役立ちます。


個人で稼ぐ力があれば、自信をもってWebライターとして独立できるでしょう。


もしWebライターをやめたとしても、文章力や営業力があれば、職業選びの選択肢が増えます。

Webライターをやめたいと思ったときの対処法


Webライターをやめたいと思ったけど、実際にやめてしまうのはもったいない…と思う人は、以下の対処法を実践してみてください。

  • 安定的に稼げる方法を探す
  • 収入を上げる
  • Webライティング以外の分野に取り組む
  • 相談相手をみつける


安定的に稼げる方法を探す


先述のアンケートで得られた回答のうち、46%が収入についてコメントしていました。


単価が安い、安定的に稼げないことが、Webライターをやめたい主な原因になっているようです。


単価を上げて安定的に稼ぐためには、以下の方法を実践してみましょう。

得意ジャンルをつくる


専門知識がなく、ネット上の情報をまとめるだけのWebライターに、価値はありません。


誰にでもできる仕事は単価が低く、安くても仕事がほしいWebライターは数多く存在するため、思うように稼げないでしょう。


低単価案件から抜け出したいなら、専門的な知識を身につけて、得意ジャンルをつくるのがおすすめです。


得意ジャンルがあると、

  • 正確な知識を伝えられるのでクライアントから信頼されやすい
  • リサーチの時間が減るので執筆スピードが上がる

などのメリットを得られます。


興味のあることや過去の経験から、専門性を深められそうなジャンルがないか探してみましょう。


美容とSEOについて詳しいなど、できることが多いWebライターは希少価値が高まり、文字単価も上がります。


得意分野がみつからない人は、稼ぎやすいといわれる以下のジャンルについて勉強するのもよいでしょう。

Webライターが稼ぎやすいジャンルの例
  • 金融
  • 美容
  • 健康
  • 転職
  • IT
  • 不動産


ブログを始める


Webライターとしての収入を上げたいなら、WordPressでブログを始めてみるのもおすすめです。


初心者のうちは実績となる記事がなく、クライアントに評価してもらえず、なかなか受注できません。


案件を受注できたとしても、クライアントが企業の場合は、書いた記事を実績にできないケースがあります。


しかしブログにいくつかの記事があれば、ポートフォリオとして提出できます。

ポートフォリオとは、スキルや実績を示すための作品集のこと。


Webライターとしての実力を示せれば、クライアントの判断材料が増え、受注できる可能性も高くなります。


ほかにも、Webライターがブログを始めるメリットがあります。

Webライターがブログを始めるメリット
  • WordPressを扱える証明になる
  • 特定ジャンルの記事を書けば専門性をアピールできる
  • 文章力やSEOについての知識をアピールできる
  • アクセス分析などWebマーケティングスキルが身につく
  • ブログ経由で仕事を得られる可能性がある


ブログはWebライターの収入アップに役立つので、ぜひ始めてみましょう。

クライアントと信頼関係を築く


クライアントから信頼を得れば、長期的に仕事を任せてもらえる可能性があります。


信頼を得るためには、クライアントの期待を上回ることが大切です。


たとえば、

  • SEOについて学んで上位表示できる記事を書く
  • 一次情報を盛り込める構成を提案する
  • 入念な誤字脱字チェックでミスをなくす
  • 期日の2~3日前に納品する

など、クライアントのためになる行動を心がけましょう。


単価の低い案件しか受けられないうちは、大変に感じるかもしれません。


しかし、長い目で見れば着実に信頼を積み上げることができます。

にしお

信頼関係を築けていれば、単価交渉もしやすくなりますよ。


クライアントと直接契約を結ぶ

クラウドワークスなど、システム手数料が生じるサイトを利用している人は、直接契約も検討してみましょう。


クライアントと直接契約すれば、働いたぶんの報酬をそのまま受け取れるため、モチベーションの低下を防げます

  • 求人サイトを利用する
  • SNSで「ライター募集」と検索する
  • メディアに応募する

などの方法で、直接契約を結べるクライアントを探しましょう。


ただし、直接契約では第三者の介入がないため、未払いなどのトラブルに自分で対処しなければなりません。


また実績ゼロの初心者は採用されにくいため、ある程度実績を積んで仕事に慣れてからがおすすめです。


低単価案件を引き受けない


経験を積んで仕事を選べるようになったら、文字単価1円未満の案件は断りましょう。


低単価案件だけで稼ごうとしても、物理的に限界があります。


月収15万円を稼ぎたい場合の、文字単価ごとに必要な文字数を以下にまとめました。

文字単価文字数記事数(5,000文字の場合)
0.5円30万文字60記事
1円15万文字30記事
1.5円10万文字20記事


文字単価0.5円の場合、1日あたり2記事完成させればよい計算です。


しかし執筆に時間がかかったり、執筆できない日があったりすると、収入が減ってしまいます。


一方、文字単価が1円以上であれば、必要な文字数が少なくなるので余裕が生まれます。

仕事を選んでたらヒマになりそう…

と思うかもしれませんが、低単価案件だけではいつまでたっても楽になりません。


実績を作ったら勇気をもって仕事を断り、受注案件の平均文字単価を少しずつ上げていきましょう。

Webライティング以外の分野に取り組む


Webライターをやめたいと思ったら、一旦休んでみるのも1つの方法です。


休んでいる間に、Webライティング以外の分野に取り組むことをおすすめします。


たとえば、

  • Webデザイン
  • プログラミング
  • 動画編集

などに挑戦して、興味があればどんどんスキルを磨いていきましょう。


Webライターとしての希少価値も高まるため、さまざまな分野にチャレンジして損はありません。

相談相手をみつける


Webライター初心者のうちはわからないことだらけで、1人で悩んでしまうことが多いものです。


身近に相談相手がいないとどうしていいのかわからず、やめたいと思ってしまうのも仕方ありません。

にしお

ライター仲間や先輩ライターがいれば、悩みを共有でき、わからないことを相談できますよ。


相談できる相手がいるというだけで、不安が和らぐはずです。

  • Twitterを始める
  • オンラインサロンに入る

などの方法で、ほかのWebライターと交流してみましょう。


詳しくは「【116人に聞いた】Webライターは孤独?さびしくなる理由や対処法を解説」で解説しています。

Webライターの経験を生かせる働き方

Webライターをやめたいけど、今までの経験をムダにしたくない…

と考えている方は、以下の働き方を検討してみてください。

  • ブロガー
  • 編集者・Webディレクター
  • Webライティング講師
  • SEOコンサルタント
  • Webマーケター


Webライターをやめて今すぐチャレンジしてもいいですし、Webライターとしての経験を積んで将来的なキャリアアップを目指すのもよいでしょう。

ブロガー


先ほど対処法として挙げたブログ運営は、Webライター業務をサポートする方法の1つです。


一方ブロガーは、ブログ運営をメインにおこない、自分のメディアで商品やサービスを取り上げ、紹介料を得る働き方です。


ブログ収益化とWebライターの同時進行は慣れていないと難しいため、この記事ではわけて取り上げています。

にしお

私は一旦Webライターをやめましたが、現在はWebライター・ブロガーとして活動しています!


ブログ運営で稼げるようになるには時間がかかりますし、確実に稼げるわけでもありません。


しかし、正しい方法で記事を書き続けてブログを育てれば、働き続けなくても収入を得られる資産になります。


Webライターの仕事で身につけたライティングスキルを生かせるのは、大きなメリットといえます。

編集者・Webディレクター


Webライティングに慣れていれば、自分は案件獲得や編集に回り、執筆をほかのWebライターに任せて収入を得ることも可能です。

案件獲得や編集で稼ぐ例

報酬1万円の記事作成案件を受注する

報酬5,000円でほかのWebライターに外注する

差額の5,000円が自分の利益になる


記事の方向性を正しく伝えるコミュニケーション力や、納品された記事を修正できるライティングスキルが必要です。


働く時間を減らしつつ高収入を狙えるので、興味があればぜひチャレンジしてみましょう。


編集者からステップアップし、複数の編集者やライターをまとめるWebディレクターとして働くことも可能ですよ。

Webライティング講師


Webライターとしての活動経験を生かし、講師として人に教えることもできます。


Webライター未経験者や初心者には、記事の書き方やクライアントの探し方など、自分が経験してきたことが役に立つはずです。


Webライター以外にも、

  • ブログ
  • SNS

などで文章を書きたい人がターゲットとなります。


今の時代はオンラインでセミナーや講座ができますし、自分の商品を販売可能なプラットフォームも多く存在します。


自分自身の経験を生かせるので、やりがいを感じながら働けるでしょう。

SEOコンサルタント


SEOに関する知識やノウハウがあれば、ホームページやブログ、メディア運営がうまくいっていないクライアントへのアドバイスが可能です。


具体的には、

  • サイトの方向性を決定
  • 狙うキーワードの選定
  • Webライターの採用
  • 記事構成やマニュアルの作成

などをおこないます。


ブログやメディア運営から発展し、ホームページのSEO対策にたずさわることも可能です。


SEOに詳しければ、インターネット上での集客で成果を出し、クライアントの売上アップに貢献できます。

Webマーケター


Webマーケターとは、インターネット上で商品を買ってもらうための仕組みをつくる仕事です。


SEOはもちろん、SNSや広告の運用など、集客に関する幅広い知識やスキルが求められます。


  • 市場やターゲットの調査
  • 戦略や企画の考案
  • 実行した施策の分析・改善・報告

など、さまざまな業務を担います。


Webライターの経験があればSEOの知識は身につけやすいですが、求められるスキルが多いので継続的な学びが欠かせません。


学びと実践を繰り返して経験を積めば、優秀なWebマーケターとして活躍できるでしょう。

まとめ:Webライターをやめたいと思っても大丈夫


今回は、Webライターをやめたいと思う理由や、Webライターをやめたいと思ったときの対処法を解説しました。


Webライターをやめたいと思う理由は、以下のとおりです。

  • ライバルが多く受注できない
  • 単価の安い仕事しかできない
  • 時間や労力のかかる作業が多い
  • 常に作業し続けないといけない
  • 納期に追われて忙しい
  • 執筆ジャンルに興味がない
  • 情報量の薄い記事を書いてしまうことがある
  • クライアントとの相性が悪い


Webライターをやめたくなったら、以下の対処法を実践してみましょう。

  • 得意ジャンルをつくる
  • ブログを始める
  • クライアントと信頼関係を築く
  • クライアントと直接契約を結ぶ
  • 低単価案件を引き受けない
  • Webライティング以外の分野に取り組む
  • 相談相手をみつける


Webライターの仕事をこなすと、文章力など役立つスキルが身につきます。


もしWebライターをやめたとしても、これまでの経験はムダになりません。


それでもWebライターを続けるのがつらくなったら、一旦休んでみましょう。


ライティングから離れて、熱中できることを探してみてください。


またWebライターを始めたくなったら、再開すればOKです。

にしお

私はWebライターをやめたあと、Webデザインや情報発信など色々やりましたが、現在はWebライティング+ブログ運営に落ち着きました。


この記事でお伝えした情報を、ぜひ今後のWebライター活動に生かしてください。


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